「世界三大うざい国」って本当にそんなにうざいの?と疑問に思っている方へ。実は、インド・エジプト・モロッコには、旅行者が思わずうんざりしてしまう“文化ギャップ”や“しつこい商売”が存在します。しかし、それだけでは語れない深い魅力や、人の温かさもあるのです。
この記事では、それぞれの国の“うざい”と言われる理由を体験ベースで解説しつつ、トラブルの対処法や実際に出会った優しさまで丁寧にご紹介。読めばきっと、心構え次第で旅はもっと楽しくなるとわかります。
はじめに:なぜ「世界三大うざい国」と検索されるのか?
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「世界三大うざい国」というワード、一度でも海外旅行を検討した方なら目にしたことがあるのではないでしょうか?旅行の計画を立てていると、「治安」「物価」だけでなく、「現地の人がしつこい」「ぼったくられやすい」といった情報が目に入り、不安になる方も多いはずです。
実際にこの言葉が使われる背景には、ただ「面倒くさい」といった印象だけではなく、文化の違い、旅行者との距離感、観光地のビジネス構造など、さまざまな要素が複雑に絡み合っています。
この記事では、そんな「世界三大うざい国」と呼ばれる3つの国、インド・エジプト・モロッコについて、実際に旅行した方の体験談をもとに、なぜ“うざい”と感じられるのか、その具体的な理由や背景を解説していきます。ただネガティブな話をするのではなく、現地の魅力や対処法にも触れていきますので、旅を検討している方はぜひ参考にしてください。
「うざい国」とはどんな意味?どこが対象なのか?
そもそも「うざい国」とはどういう意味なのでしょうか?ここでの“うざい”とは、侮辱的な意味ではなく、「しつこい客引き」「過剰なバクシーシ要求(チップの催促)」「観光客をターゲットにした強引な商売」など、旅行者が精神的に疲れてしまう体験が多い国を指します。
中でも「世界三大うざい国」と呼ばれるのが、インド・エジプト・モロッコの3カ国です。これらの国々は文化的・歴史的に魅力あふれる観光地が多く、世界中から旅行者が訪れる一方で、観光地特有の“濃すぎる人間関係”に悩まされることも少なくありません。
「うざい」と言われる理由には、悪気のある行動だけでなく、文化の違いや善意からくる過剰な親切も含まれていることが多いため、一概に“悪い国”と決めつけることはできません。むしろ、そうした背景を理解して旅に出ることで、より深くその国の個性を楽しめるかもしれません。
旅行者が感じる“うざさ”の基準とは
では、旅行者が「この国、ちょっとうざいかも…」と感じるポイントには、どのような共通点があるのでしょうか?
まず多くの方が挙げるのが、**「しつこすぎる商売の勧誘」**です。特に観光地では、ものすごい勢いで話しかけてきたり、返事をしようものならずっとついてくるといったケースが頻発します。
次に多いのが、「現地人との距離の近さ」や「空気を読まない接触」。初対面でもどんどん距離を詰めてきたり、こちらの都合をお構いなしに話しかけてくることに、戸惑いを感じる人が多いようです。
さらに、**物乞いやバクシーシ要求、観光客向けの過剰な価格設定(外国人料金)**も精神的な負担に。こうしたことが積み重なると、旅行中ずっと気を張らなければならず、「疲れた」「もう行きたくない」となってしまう方もいます。
もちろん、それらの要素はすべての国や人に当てはまるわけではありません。ただ、“うざい”と感じる背景を知っておくことで、冷静に対応できたり、文化の違いを理解しながら旅を楽しめる余裕が生まれるはずです。
世界三大うざい国一覧とその理由【体験ベース】
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ここからは、具体的に「世界三大うざい国」とされるインド・エジプト・モロッコについて、それぞれの“うざさ”の特徴を体験談ベースで詳しく解説していきます。
インド:詐欺・人懐っこさ・社会の混沌
インドといえば、「カレー」「ガンジス川」「タージ・マハル」など、観光的には非常に人気のある国ですが、同時に「世界一カオスな国」とも言われています。
まず特徴的なのが、一般人と商売人の落差の大きさです。一般人は人懐っこく優しいのに、商売人は詐欺まがいの勧誘をしてくることも多く、特に初めての訪問者は警戒心を強める必要があります。
競合記事にもありましたが、インドでは観光客を狙った悪質な詐欺や性犯罪、暴力事件などの犯罪事例が多いのも現実。これが「うざい」を超えて「危険」と感じられる要因の一つです。
また、公共の場での秩序が保たれていない光景(列に並ばない、クラクションが鳴り続ける、野良犬・牛が普通に歩いている)も、多くの旅行者にカルチャーショックを与えます。
とはいえ、インドの多くの人々は観光客に対して「インドを悪く思われたくない」という気持ちを持っており、ツアー会社やタクシー運転手はトラブル防止の説明を丁寧にしてくれることが多いです。
エジプト:商売攻撃・バクシーシ・二重価格の嵐
エジプトが「うざい国」と呼ばれる最大の理由は、観光地での商売人のしつこさにあります。競合記事によると、一人の勧誘をかわしても、2〜3分後には別の人からまた声をかけられるというループ状態。特にルクソールでは、公式ガイドを装った人が200m以上にわたってついてくることもあるとか。
次に多いのが、バクシーシ(施し)要求。これは宗教的・文化的背景からくるものですが、観光地では5分に1回の頻度で「1ドルちょうだい」と声をかけられることもあり、無視するのも気が引けて疲れてしまう要因に。
さらにエジプトでは外国人向け価格の設定が極端で、観光地の入場料は現地人の2〜4倍に設定されていることも。レストランや交通手段でも、最初に提示される価格は相場の2倍以上というのが当たり前で、値下げ交渉前提の“戦い”に毎回挑まねばならず、これが精神的に大きな負担となります。
とはいえ、アレクサンドリアのように落ち着いた都市もあり、また現地には優しい人々も存在します。「疲れる国」ではありますが、「怖い国」ではないというのが、競合記事筆者の実感でした。
モロッコ:客引き・写真強要・チップ文化の罠
モロッコもまた、観光客にとって試練の多い国です。特に有名なのが、マラケシュやフェズなどの旧市街(メディナ)でのしつこすぎる客引き。道に迷っていると、地元の青年が勝手に案内し、後でチップを請求してくるというパターンが非常に多く報告されています。
さらに、写真を撮ろうとすると「モデル料を払え」と迫られるケースもあり、旅の自由度が制限される場面も少なくありません。チップ文化が浸透しているため、何かしてもらったら「払わないとまずいかも」と感じてしまい、常に気を張る必要があります。
ただし、モロッコも人によっては「フレンドリーで親切だった」と感じることもあるようです。文化や価値観の違いを知り、過剰に反応せず冷静に行動できれば、素晴らしい旅の思い出が作れる国でもあります。
エジプトの“うざさ”を徹底解剖
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「世界三大うざい国」の一角として挙げられるエジプト。その“うざさ”は、実際に訪れた旅行者の多くが共通して感じるポイントでもあります。とはいえ、誤解してはいけないのは、それが「悪意」からくるのではなく、多くの場合は文化的背景や観光産業の構造に根ざしているという点です。ここでは、エジプトを訪れた多くの旅行者が経験した“3大うざポイント”を詳しくご紹介します。
一番多いのは「しつこすぎる客引き」
まず間違いなく、エジプトで最も旅行者を疲弊させるのがしつこすぎる客引きです。競合記事によると、ルクソールやカイロなどの観光都市では、2〜3分おきに誰かしらから声をかけられるのが当たり前。しかも一度断っても、それで終わらないのがエジプト流。下手に返事をすると、**200メートル以上にわたって延々とついてくる“自称ガイド”**も存在します。
タクシーや馬車も例外ではありません。道路上で車を並走させながら「乗っていけ!」と話しかけてくるドライバーも多く、断ってもスピードを落として並走し続けるケースも珍しくないとのこと。まさに、ひとときも気が抜けない“勧誘ラッシュ”にさらされるのです。
こうした状況に加え、彼らが使うのはフレンドリーな笑顔と親しげな言葉。悪意ではなく営業熱心であるからこそ無視しにくく、精神的に消耗してしまうのが旅行者にとっての最大の負担です。
5分に1回?「バクシーシ」の連続攻撃
次に挙げられるのが、エジプト独特の文化「バクシーシ(施し)」の存在です。これは「富める者が貧しい者に施すべきである」というイスラム圏の価値観に基づくものですが、観光地ではこれが5分に1回のペースで繰り返されるという事態になっています。
競合記事の筆者は、「Hello, 1 dollar!」という声を繰り返し浴びせられた経験を記しています。特にホテルの周辺や観光スポット近くでは、物を売るわけでもないのにただお金を要求する人々が多く、対応に悩まされるとのこと。
さらに厄介なのが、声をかけてくるのが子どもたちであることが多い点です。大人なら毅然と無視できますが、相手が無邪気な子どもとなると、つい立ち止まってしまったり、断りづらくなったりします。そのため、精神的な疲れが非常に大きく、「断ることに疲れた」という声が多く聞かれます。
外国人価格は2〜4倍!?観光客向けのぼったくり事情
エジプトのもうひとつの“うざい”ポイントは、**外国人と現地人で料金に極端な差がある「外国人価格」**の存在です。観光地の入場料では、現地人の2倍〜4倍以上の料金を支払わされることもあり、最初は「仕方ない」と思っていた旅行者も、次第に「やりすぎでは?」と感じてしまうようです。
また、市場やレストラン、タクシーなどでは、価格交渉が前提で提示価格は相場の2〜3倍以上から始まることも珍しくありません。観光客が相場を知らずにそのまま払ってしまえば、大損をする可能性があります。
筆者の体験では、「アレクサンドリアは例外的に良心的だった」とのことで、都市によって対応に違いがあるのもポイントです。とはいえ、交渉するたびに気力を削られるのは事実で、「旅行=楽しいはずなのに、毎回バトルをしなきゃいけないのが辛い」と感じる方も少なくありません。
とはいえ犯罪は少なめ?エジプトの治安と注意点
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「うざい」と言われがちなエジプトですが、実は治安面ではそこまで悲観的な印象を持たれることは少ないようです。観光客が巻き込まれるような重大犯罪の報告は多くなく、むしろ“精神的な疲れ”に注意すべき国といえます。
詐欺はあるが暴力は少ない
エジプトにおけるトラブルの多くは、詐欺や過剰な料金請求、誤解を招くガイド行為などが中心で、身体的な危険を感じるような暴力事件はほとんどないとされています。
たとえば、観光スポットで「こっちのほうが景色がいいよ」と言いながら誘導し、あとからガイド料を請求してくるケースや、チケットを必要以上に高額で販売してくるなどが典型例です。
ですが、そうした被害も事前に情報を知っておき、毅然とした態度で対応すれば回避可能なものばかりです。競合記事でも、「注意深く行動すれば大きなトラブルにはならなかった」という前向きな感想が語られていました。
子供による物乞いはどう対応する?
エジプトで特に悩ましいのが、子どもたちによるバクシーシ(物乞い)行為への対応です。大人がしつこく迫ってくるよりも、子どもが「1ドルちょうだい」と手を差し出してくる方が、心理的にはずっと難しいものです。
対応としては、「笑顔で無視する」「何も反応しない」のが最も効果的とされています。かわいそうだからといってお金を渡してしまうと、“観光客=お金をくれる人”という認識が強まり、結果的に状況が悪化するという悪循環も起こりかねません。
筆者も、「無視するのが正解だとわかっていても、やはり心苦しかった」と語っています。旅行者として心を痛めつつも、自分の行動が長期的に与える影響も意識しながら、冷静な対応を心がける必要があります。
差別ってあるの?「ニーハオ問題」の本質
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「エジプトでは差別される」という噂を耳にする方もいるかもしれません。その代表的な事例として挙げられるのが、アジア系の旅行者に対して浴びせられる「ニーハオ」「チャイナ」といった声かけ。これを聞いて、不快な気持ちになったという声も多く、SNSなどでもたびたび話題になります。
しかし、実際にこれが「差別」なのかどうかは、もう少し冷静に考えてみる必要がありそうです。競合記事の筆者も、自身の体験を踏まえた上で、この問題を「誤解されやすいが、実際には差別というより文化や情報の違いにすぎない」と分析しています。
チャイナコール=差別?親しみ?
エジプトを歩いていると、本当に驚くほどの頻度で「ニーハオ!」と声をかけられます。とくに観光客が多いエリアでは、数えきれないほどの“チャイナコール”に遭遇するでしょう。これに対して、「中国人と決めつけられている」「からかわれているのでは?」と感じるのも無理はありません。
しかし競合記事でも述べられているように、多くのエジプト人にとってアジア人=中国人という認識があるのは自然なことです。実際に、中国からの観光客はエジプト国内でも非常に多く、見分けがつかないのは当然です。
また、彼らが「ニーハオ」と言ってくるとき、その多くは**悪意や侮蔑ではなく、あくまで“話しかけるための取っかかり”**として使っているにすぎません。むしろ、笑顔で返してくれることを期待しているような軽いコミュニケーションの一環なのです。
それでも不快に感じる瞬間があるのは確かですが、「日本人=コンニチハ」と言われるのと大きく変わらない、と捉え直してみることで、少し心が軽くなるかもしれません。
文化の違いと割り切り思考がカギ
この“ニーハオ問題”の本質は、文化的な背景の違いと、情報の非対称にあります。エジプトの多くの人は、日本と中国の違いを学校で詳しく学ぶこともなければ、旅行者一人ひとりの国籍を識別する訓練を受けているわけでもありません。
また、笑い方や表情の出し方も国によって異なります。たとえば「ニヤニヤしながらニーハオと言われた」と感じたとしても、それが必ずしも嘲笑や侮蔑ではない場合もあります。エジプトでは、初対面でも表情豊かに笑いながら話しかけてくる文化があり、それが“軽く見られている”と誤解されることもあるのです。
そのため、旅行者としては、**いちいち真に受けてイライラするのではなく、「ああ、またか」くらいのスタンスで受け流す“割り切り力”**が大切になります。もちろん、あからさまに失礼な言動があった場合はしっかり主張すべきですが、ただの「ニーハオ」には過剰反応しない方が、旅全体を楽しく過ごせるコツになるでしょう。
それでも親切な人はいる:希望の持てる実体験集
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「しつこい」「うざい」といった言葉が先行しがちなエジプトですが、だからといってすべての人がそうであるわけではありません。むしろ、“うざさ”の合間にふと出会う親切な人の存在が、エジプトという国の印象を大きく変えてくれることもあります。
競合記事では、筆者が実際に出会った「優しさの記憶」にも言及しており、これらのエピソードは旅人の心を温めると同時に、ステレオタイプな見方を和らげてくれます。
実際に出会った心温まる現地の人々
たとえば、こんなエピソードがあります。あるとき筆者の夫が一人でアイスを食べていると、それを見た現地の女性が「奥さんにはあげないの?」と笑いながら、自分のバナナを分けてくれたそうです。異国の地で、まったくの他人から自然に受けた思いやりに、感動したとのこと。
また、ホテルのルーフトップでくつろいでいたときには、スタッフが紅茶を入れてくれたうえに、「チップを渡そうとしたら断られた」という出来事もあったそうです。エジプト=チップ文化というイメージを覆すような対応に、旅人としては胸を打たれます。
さらには、交通量の多い道路を渡れず困っていたときに、まったく知らないお兄さんが一緒に手を引いて渡ってくれたことも。渡ったあと、彼はさっと元の場所に戻っていったとのことで、純粋な善意が感じられる場面でした。
良い人と出会いやすい場所・時間帯とは
競合記事の筆者によれば、親切な人と出会いやすいのは、観光客が少ないローカルエリアや、朝〜午前中の落ち着いた時間帯とのことです。逆に、観光地のピークタイムやナイトマーケットなどでは、ビジネス目的の人が多く、どうしても“うざさ”が前面に出やすくなるそうです。
また、観光客に慣れていないエリアほど、地元の人の素朴な優しさが残っていると感じられるケースが多いようです。旅のルートを少し変えてみたり、有名スポットから少し外れてみることで、「エジプトの印象が180度変わった」と話す旅行者もいます。
つまり、エジプトという国は、決して「うざさ」だけの国ではないのです。警戒心は必要ですが、それと同時に、ふとした優しさに心を開ける余裕を持つこと。それが、この国をより深く楽しむためのヒントになるのではないでしょうか。
他の“うざい国”と比べてみた:インド vs エジプト vs モロッコ
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「世界三大うざい国」と呼ばれる、インド・エジプト・モロッコ。いずれも強烈な個性を持つ人気の観光地ですが、それぞれ“うざさ”の方向性や質には違いがあります。ただ一括りにするのではなく、特徴を比較しながら整理しておくことで、訪問前の心構えが整いやすくなります。
商売のしつこさならエジプト、治安面はインド
エジプト、インド、モロッコの3か国の中で、商売のしつこさが群を抜いているのはエジプトです。競合記事でも明記されていたように、ルクソールなどの観光地では、2〜3分ごとに勧誘を受け、200m以上ついてくる“自称ガイド”や、馬車・タクシーの並走勧誘が発生します。断ってもなお粘られる“粘着系客引き”の数と質では、エジプトがトップクラスと言えるでしょう。
一方、インドの商売人はそこまでしつこくはないものの、詐欺の種類が豊富で悪質です。タクシーで遠回りされたり、事前に払った料金を「まだもらってない」と言われるなど、騙そうとしてくる巧妙なケースが多いため、精神的に消耗します。
治安面で比較すると、インドは観光客を狙った暴力事件や性犯罪の報告が多く、注意が必要な国といえます。特に女性一人旅には細心の警戒が求められ、深夜の移動や人通りの少ないエリアは避けた方が無難です。エジプトにも軽犯罪やテロリスクはありますが、**体感としては“しつこいだけで危険は少ない”**という意見が多く、ある程度の対処で回避が可能です。
モロッコについては、客引きや案内詐欺、チップの強要が多く、治安というより“人との距離感”が課題。しつこい勧誘よりも、「断りづらい空気」の方が疲れるという声も見られます。
総合的に見た「対処のしやすさ」とは?
“うざさ”を完全に避けることは難しいですが、重要なのは「対処のしやすさ」。この点で見ると、実はエジプトが一番“対応しやすい”国とも言えるかもしれません。
というのも、エジプトでは事前に対策を知っていれば、被害を最小限にできるからです。たとえば、「声をかけられても無視する」「ガイドに興味がないなら目を合わせない」「料金交渉は半額から始める」など、明確な対処法が多数あります。
また、エジプトの“うざさ”のほとんどは、商売心や文化の違いによるものであり、悪意や危険性が伴うケースは比較的少ないのが特徴です。子どもたちのバクシーシも、無視すれば終わることが多く、物理的な危害があるわけではありません。
インドは“犯罪型トラブル”が多いため、情報収集だけでなく、運やタイミングにも左右されがち。さらに詐欺の種類が多く、見抜くのに経験や勘が必要です。
モロッコの場合は、「親切を装ってチップを求める」スタイルが多いため、旅慣れていないと判断が難しく、精神的なプレッシャーが蓄積しやすいのが難点です。
したがって、総合的に見たときの「気疲れの大きさ」はエジプト>モロッコ>インドですが、「回避しやすさ」はエジプト>モロッコ>インドとも言えるのではないでしょうか。
まとめ:世界三大うざい国でも、心構え次第で楽しめる
旅先での“うざさ”は確かに厄介ですが、それが必ずしも「行かない方がいい」という結論にはつながりません。むしろ、そうした特徴を理解していれば、より深く文化を知る旅になることもあります。
どの国にも親切な人はいますし、“うざさ”の中にこそ、その国ならではの人情やエネルギーが隠れている場合もあるのです。
トラブルを回避するコツは「情報」と「無視力」
まず何よりも大切なのが、事前の情報収集です。「どんなトラブルが起こりやすいか」「どう断ればしつこくされないか」といった具体的な対処法を知っておくだけで、現地でのストレスは大きく軽減されます。
そしてもうひとつ大切なのが、**“無視する力”**です。悪意のある声かけではなくても、すべてに対応していたら身が持ちません。「無視すること=失礼ではない」と割り切って行動することが、自分を守るためには必要です。
また、初日から全開で観光せずに、現地の雰囲気に慣れる1日を設けることもおすすめです。どこでどんな人に声をかけられるかを肌で感じることで、対応スキルも自然と磨かれていきます。
“うざい=嫌い”ではない。旅はバランスが大事
最後に忘れてはいけないのは、「うざい国=嫌いな国」ではないということです。実際に現地で優しさや温かさに触れた旅行者は多く、「最初はうざかったけど、帰国する頃にはまた行きたくなっていた」という声も珍しくありません。
“うざさ”は旅のスパイスであり、印象に残るエピソードにもなり得ます。それをどう捉えるかは、自分の心の持ちよう次第です。
トラブルや不快な経験をゼロにはできませんが、だからこそ、その国との向き合い方に“人としての成長”が表れるのかもしれません。世界三大うざい国――その称号の裏にある、多様な魅力と奥深さを、ぜひ体感してみてください。
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